こんにちは「スマイルハウス」です。
関東も梅雨入り、雨が多い日が続き、本格的に暑くなってきた感じがしなくもないですね。
5月が異常な気温でしたが…(笑)
さて、最近はブログのネタも中々無くて更新が滞ってしまいましたが…
先日、久々に映画を観に行ってきました!
今年に入ってから初めてじゃないかなぁ~
何か今年は観に行きたい作品が無くて…
ホント久しぶりの気がします。
まぁ~この時期に観ると言えば…お分かりですかね?(笑)
今回は
「GODZILLA(キング・オブ・モンスターズ)」
私はゴジラ作品が大好物で過去にも「シン・ゴジラ」をブログに書かせて頂きました。
前回は国産純正ゴジラ…
今回はハリウッド版…
いわば…
アメ車です(笑)
2014年にギャレス・エドワーズ監督の「GODZILLA」(通称ギャレゴジ)が公開され、その続編になります。
※中間に「キングコング」が公開されています。同じ時系列、世界観の設定で、ハリウッド版ゴジラと繋がりがある作品ですね。
今回、監督を務めるのはマイケル・ドハティ監督。
ご自身も熱狂的なゴジラファンを公言していますね。
これは期待が持てます!!
さて、いよいよ観賞。
今回は「こうのすシネマ」さんへ
ブログを読んでくれている方には、分かってもらえると思いますが…
当然!今回も「レイトショー最終上映回」です。
いや、平日のレイトショーはホント穴場ですなぁ…
一番、観やすい席をGETします(笑)
まぁ、感想というか…
一言で…
「ふわぁーー!凄いっ!…感動したな」です(笑)
シン・ゴジラを観た時の「凄い」とは別の凄いです。
映画からのメッセージ的なもの凄さというか…
シン・ゴジラの時は
「これがゴジラを観て育った奴らが…1から創りなおした、新しいゴジラだ」っていう凄いでした。
今回は
「おいっ!オマエらの見たがってたゴジラってこれだろ!?結局コレが見たいんだろ!?」
という感じの凄いです(笑)
とにかくお祭りです!
怪獣祭り!!(笑)
最新のCG技術で、往年のスター怪獣達がぶつかり合う!
昭和後期のお祭りゴジラ的なものを、今の技術で作ってやったよ!!
そんな一品です(笑)
そして、感動は監督のゴジラ愛が随所に込められているのが伝わってきたからです。
さて、近年での日本ゴジラと米ゴジラ…
立ち位置が少し違うんですよね。
日本はゴジラを厄災、人間の天敵のような表現
米はどちらからと言うと人間の味方的な表現
※正確には人間というより地球の味方=今の所人間の(笑)
全く逆のアプローチながら…
着地点は「共存できないか?」という結論になるのが、感慨深いですね。
さてと
いつものことながら…
ここからは若干のネタバレを含みます。
※今作はまぁネタバレというほどのネタバレは無いです(笑)念の為に…
今回も素晴らしいゴジラ映画ではあったんですが…
批評家の間では、平均40点(トマトメーター)
一般人の評価、平均80点
この評価の割れ具合…何なんでしょうか?(笑)
恐らくは残念な部分として…人間模様のストーリーがアレだった事にあると思うんですよね。
何というか人間ドラマパートが…面白くない…
ハッキリ言って凄く雑なんです(笑)
登場人物が意味もなく多く、そもそもが人物の掘り下げなどが出来ていないので、なんというか…薄いというか…
…あっ!そういば、こんな奴いたけっな的な(笑)感じで…
まぁ、主人公の奥さんの「トンデモ理論」と主人公側組織「モナーク」のやりたい事の根底…
言い分は違うけど…結局は終点が同じじゃね?とか…
そして、事の発端であり、数万人の罪もない犠牲者達を出したであろうテロ組織も…
「怪獣達が暴れ出したし、まぁ途中だけど、もういいかっな?(´∀`)」的にフェードアウト…
えっ?えっっ!?そこ決着させないのか??みたいな感じで…
その辺の、ストーリーの脆弱さが批評家のスコアを下げていると思います。
では、一般人目線のスコアが高いのは?
これは多分、私と同じで気持ちで…
「ストーリー? んな、こまけぇー事はいいだよっ!!俺らはゴジラ観に来てんだよっ!!」
ってとこでしょうか(笑)
そんな気がバリします!
私が観た個人的感想ですが…良い所があったけど、怪獣映画…いやゴジラ映画としては欠点がありました。
共感してくれる人がいると嬉しいんですが…
まず良かった点
もう、1番最初に思いついたのはBGMですね。
伊福部昭さんのゴジラのテーマが終盤の1番いい所で挿入されます!(アレンジですが)
※ロック調だけど要素の中に、「セイヤッ!」とか多分…日本のお祭りの掛け声ですよね…これ。
よく聞くと、お経みたいなのも入ってたと。
これは上がりますね!
多分、アメリカ産では初?
改めて思いましたが…このテーマが無いとゴジラを見ている気がしない!
モスラ孵化のシーンでもモスラのテーマが入りました。
ここは鳥肌立ちました。
※うっすらと入るんです。多分、ゴジラファンしか気付かない位、控えめに(笑)
そして、もう1つは…いたる箇所に描写される、過去作のオマージュです。
監督のゴジラ愛が感じられます。
チャン・ツィイーが実は双子だったり(モスラの小美人的な)
※また双子しか産まれない的な話の時に写真が出ますが、最初の双子の写真…多分ですけど初代「小美人」じゃないですかね?
モスラがゴジラに力を分け与える為に光の粒子になるとか、その後の形態が、臨界ゴジラ(バーニングゴジラ)に酷似してたり…
核兵器でゴジラ復活させるとか、その役割が芹沢博士(渡辺謙)で…初代と対比してるとか…
※日本初代は殺す為に、今回は生かす為に犠牲に…
またオキシジェン・デストロイヤーの尻拭いを芹沢博士がするというのも何か良く考えると面白いですね。
放射熱線の発光が尻尾から徐々に上がっていく描写とか…(シン・ゴジラは逆でしたね)
もう書ききれないほど出てきますが、過去作をちゃんと見ている人にはニヤリッ!とするシーンばかり。
ギドラも3つの頭身にそれぞれ意志と性格がある描写もCGならではですね。
ラドンも格好良いし、影のMVP言われてます(笑)
ギドラにタイマン挑む勇姿が熱い!
今回のラドンは噛ませ犬じゃねぇーぞっ!
…と思いましたが、ラストは皆さんが良く知っているラドン君で安心しました(笑)
巷では、スネ夫とか呼ばれ始めていますが…
(映画を見れば意味が分かると思われます(笑))
さて、悪かった点ですが…
ストーリー云々はもう良いとして…
CG技術が上がった事によって、表情が豊かになったという所…
今まで特撮という枠でやっていたので…言い方が悪いですけど、作り物感がありました。
しかし、これが逆に効果的に「虚実感」「虚構感」を出していて…なんというか怖かったんですよね、現実の中にポンっと異質な物が入ってきた感じで…
しかし、今回はCGになったことにより怪獣達…特にゴジラの表情が豊かになり…あぁ、生物なんだな…と認識してしまうんですよね。
そうなると恐怖としての虚構感が薄らいでしまい。
なんだか虚構で異質な恐怖から、生物としての怖さに…
どう言えば解りやすいかな~
幽霊を見る怖さとライオンを見る怖さの違いみたいな?(笑)
もう1つ
これは私的に、ゴジラ映画として致命的な残念箇所だと思ったんですが…
人間視点での対比描写が殆ど無い所なんです。
ゴジラ達が大きいのは分かるんですが…
オールCGになり、どこからでもカメラアングルが撮れるようになったせいで…
寄りのカットが多く…見上げるようなカットが無いんです。
更に建物が無い場所での戦いが多く、しかも場面は夜で、おまけに吹雪や嵐の中で辺がよく見えず…かつ建物破壊の描写も極めて少ない為…
ゴジラと人間視点の対比が解りにくいんですよね。
これって、ゴジラ映画(特撮生まれの映画)としては致命的欠陥というか…
そこがゴジラ映画の肝だろ!というか…
ビル群があってそれとの対比や、日本で言えばゴジラが映っていなくても、人の目線は上を見上げて喋っているとか…
遠目にゴジラがいて、手前方向に逃げていく人々の視点とか…
人間から見た視点を補完する配慮が無いんです。
良くも悪くも、今風のハリウッド・モンスター映画になってしまっているのが残念でした。
とはいえ
オススメなのは変わりませんので是非、観てみて下さい!!
2020年に続編…
「キングコングVSゴジラ」
が公開予定ですが…
今作のゴジラの強さを見ると…
どう考えても
キングコングが勝てるビジョンが浮かばないんですけど…
どうするつもりなんだろう(笑)
密かに、前半戦って、後半に第三の敵が現れ…
そこで共闘するんじゃないかと思っています。
それしか解決策なくねっ?(笑)