こんにちは「スマイルハウス」です!
引き続き「研修日記」となります。
今回は第3弾です!!
前回の「長崎新地中華街」を後にし向かうは…
「軍艦島」
ある意味では今回のメインイベントかもしれません!
(´∀`)
軍艦島は長崎県長崎市…
長崎湾より南西に約17km先にあります。
正式名称は「端島(はしま)」…
その姿がまるで軍艦に見えることから軍艦島と呼ばれています。
はじまりは1810年(文化7年)頃、島で石炭が発見されます。
それから80年ほど経過した1890年(明治23年)、三菱社(現三菱マテリアル)が島全体と鉱区の権利を買い取り、本格的に石炭の発掘が開始されました。
石炭出炭量の増加に比例するように島は急成長を遂げ、繁栄期には周囲1200m程の島に5,267人が住んでいたそうです。
当時の人口密度は世界一!
その人口密度は東京人口密度のなんと
9倍以上!!!
すんげぇ…Σ(゚д゚lll)
島には、病院や学校・神社・派出所・理髪店等が並び、更にはパチンコ屋・プール・映画館などの娯楽施設も充実していたそうです。
なんと遊郭まであった模様です…
もう…1つの独立国みたいですね(笑)
繁栄を極めた軍艦島でしたが、、主要エネルギーであった石炭が石油へと移ることにより衰退の一途をたどります。
遂には1974年に閉山、この年の4月に全ての住民が島から離れ、軍艦島は無人の島となりました。
軍艦島が人を惹きつける理由として現在の建築法上ありえない密度で建築された建物や…
当時…いわば繁栄時のまま、その姿を今も残している所かもしれません。
そう、長年住んだ1つの王国を出ていかなければならない…当時の人達…友人と離ればなれになっていく子供達の…
念というか…想いが
当時のまま…この島に残されているから…軍艦島は人を惹きつけてしまうのかもしれません。
ふっ…センチメンタルだぜ…
そして2008年(平成20年)「九州・山口の近代化産業遺産群」の一部として世界遺産暫定リストに追加記載されることが決まり、端島(軍艦島)はますます注目を浴びる事になります。
2009年(平成21年)に島への上陸が許可され、観光・見学が可能になりました。
まずは我々も船に乗って軍艦島を目指します。
乗り込む舟は軍艦島クルーズ
「ブラック・ダイヤモンド号」
ブラックダイヤモンド…つまり「石炭」…
当時の石炭は「黒い宝石」だったんですね…
背景を考えると物凄く
センチメンタル!!
軍艦島までは約40分程のクルージングとなります。
途中で現三菱マテリアルの巨大重機が見えてきました。
軍艦島の経緯を知ると何か感慨深いですな~
それに海上自衛隊のイージス艦の姿も見えます。
そしていよいよ軍艦島が見えてきました!
(´∀`)
いやは
絶景かな!
絶景かなっ!!
ぐるっとひと回りしてから島へ上陸となります。
実は軍艦島周辺海域は荒れている事が多く…
上陸できない事もしばしばあるそうです。
この日は比較的、波も穏やかで珍しい日と船の方も言っていました。
…いや…すっげぇ揺れたんですケド!?
普段はもっと凄いんですか…
(;´д`)
無事に上陸を果たし…
見学へ
建物は当時より放置されており…
やはり経年による劣化に加え、孤島であるゆえ強い海風や波の影響で腐食等も進んでおります。
今日の姿は明日は見れないかもしれない…と案内の方も言っていたようにいつ倒壊してもおかしくない状態です。
研修ポイントとして…
この軍艦島の建物…日本で初めてのRC造(鉄筋コンクリート)なんです。
この技術が現代高層マンション等に進化しながら受け継がれていると思うと我々建物を扱う仕事としては感動しかありませんです!!
また、この軍艦島…
映画の撮影場所…ミュージックビデオのロケ地などで目にする事があると思います。
最近ですと
色々と物議を醸し出した(笑)
「進撃の巨人」(実写版)の撮影場所になっています。
映画を見た事がある人は…
「あっ、何か見たことあるぅ」となるかもしれませんね!
島内は建物の劣化が激しく、倒壊の恐れがあるのでホンの1部分しか見る事が叶いませんでした…
小学校とかどんな映画館だったのかとか…見てみたかったな。
ホント残念゚(゚´Д`゚)゚
この軍艦島は「世界遺産」にも登録されておりますが…
世界遺産の場合…現状を維持する事が世界遺産としての条件の1つのようで…これだけ劣化した建物を現状維持する事は難しく…
島内にある「波壁」と呼ばれる少しの
壁だけが
世界遺産だそうです。
※この部分だけが「世界遺産」です…
考えおったな!!!(まさに苦肉の策)
もしかすると明日は姿が変わってしまうかもしれない軍艦島…
是非、長崎へ行かれた際は見に行ってみて下さい!!
今回の研修日記長くなってきましたが…
もう少しだけ続きます!
次回は長崎の夜…「凄い所でご飯を食べました」編
もう少しお付き合い下さいませ~
( ̄▽ ̄)